デマンド監視で電力削減!
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最終更新日:2013/04/12
電気・電力の話題
弊社では新電力イーレックスの代理店として、お客様に電力の小売り販売を行わせていただいておりますが、イーレックスの電力も大変契約数が集中しており、電力不足により残念ながら販売が行えないお客様が多々いらっしゃいます。大変申し訳ありません。
高圧契約の場合に限りますが、新電力との契約が行えない場合、電気料金の削減の1つの方法としてデマンド監視をして、基本料金を削減する方法が挙げられます。
東京電力では、30分間隔で使用している電気の量を計測・記録しており、過去1年間の中で一番大きかった電力の値(最大需要電力)を元に契約電力を決定いたします。契約電力により月々の基本料金が決定され、一度上がってしまうと1年間はその基本料金は下がることはありません(最大需要電力をを更新した場合はさらに契約電力が引きあがり、基本料金が上がります)
つまり1年間をとおして、いかに最大需要電力を低く抑えるかが電気料金削減ポイントの1つのとなるわけです。
普段はあまり電力を使用していなくて毎月平均50KWの最大需要電力でも、ある月のピーク電力が100KW出てしまえば、1年間の契約電力は100KWになり基本料金は100KWの金額になってしまいます。
逆に、従来1年の中で一番電力を使用していた時期に、お客様の運用努力により少しでも最大需要電力をの値を下げることができれば、年間の基本料金を下げることができることになります。
仮に基本料金を1KWあたり1500円とし、今まで100KWだった契約が90KWになった場合、
1500円×10KW(削減分)×12か月=180,000円 基本料金の削減につながるわけです。
では最大需要電力が一定の値を超えないようにするにはどうすればよいか?電気は目に見えませんし、どのくらい使用しているかわかりません。
しかし、東京電力の電力量計にある監視装置を接続することで、使用電力の状況が具体的にわかるようになります。これがデマンド監視です。
具体的には、決められた最大需要電力の値に近づいたり超えそうになったりすると警報を発し、節電運用をするように通知してくれます。警報が鳴ったら、優先順位の低い装置を停止したりエアコンを停止したりして、電力消費を減らす運用をすることを促してくれます。そのため、デマンド監視のアラートが発せられたときにどのような運用を行うのか予め決めておくことが重要です。
※高価な製品では自動的に装置を止めたり制御したりすることもできます。
合わせて日々のこまめな節電運動を行いましょう。基本料金を下げることも重要ですが、使用電力量を下げるには日々のコツコツ節電が重要です。
東京電力もデマンド監視によるピーク電力削減の推奨をしておりますので一度ご検討されてはいかがでしょうか?
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